ギターに出会ったことは幸運だったと思っています。

ギターに出会ったことは幸運だったと思っています。

ギターの音色は心を癒してくれます。時には緩やかに、時には激しく弾きます。音色はいつになっても飽きることがありません。今では考えられないことなのでしょうが、小学校の6年生で養鶏場の生コン運びのアルバイトをして3万円を稼ぎました。翌日の日曜には楽器店に行ってフォークギターを買ったのです。前から欲しくてたまりませんでした。今のように楽譜もなかったので、A6サイズの教則本を買いました。初めて引いた練習曲は「荒城の月」でした。それからコードを憶え、耳コピーにはまりました。家で弾いていると兄から「うるさいからもう弾くな」と言われましたが、めげずに弾きました。日本のフォークシンガーに惹かれ、何度も真似をし練習しました。高校に入った時、同級生が言いました。「お前はギターが弾けるか」と。私は「ちょっとだけならね」と言いました。彼はフォークソングをデュオでやりたかったらしいのです。私も興味がわきました。だんだん面白くなって、自転車で30分かけて彼の家に行きました。小さなコンサートを公民館でやりました。なかなかスリルがあってまた熱中しました。ある日彼はエレキに持ち替えました。そこから私もエレキを買って楽器店のスタジオで練習したものです。ドラム、ベースをスカウトし。「でかい音だけのバンド」と呼ばれるグループになったのです。夢もわいてきました。身の程知らずというのでしょうか、毎日スタジオの外から他のバンドの練習を見ました。そんなある日すさまじく上手なバンドを見たのです。私は思いました。プロにはなれないなと。あの日からずいぶん月日は経ちました。でもまだギターを弾いて作曲し、歌詞も作り、ためています。私は根っからのギター好きなのです。